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FF15をプレイする前に「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」感想・レビューと合わせて動画配信情報など
KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XVを視聴しました。圧巻のCG映像とありがちな無駄なダラダラと長い説明が一切無くテンポの良いストーリー展開に気付いたら「あっ!」という間にエンディングロールが流れていました。
もちろんFF15をプレイする予定の無い方も、FINAL FANTASYという作品を一切プレイした事が無い方でもこのクオリティなら見る価値は十分ありますが、2016年の11月29日に発売されるFINAL FANTASY XV(以下FF15)の購入を予定されている方、FF15の体験版をプレイした方ならより身近にこの作品を感じる事が出来ると思います。
というか、この作品を見たらゲームに対して拒絶反応を持っている人以外は確実にFF15をプレイしたくなると確信します。
筆者はFF15の体験版をプレイした後に、U-NEXTでこの作品が配信されていたので見たのですが、FF15の体験版だとちょうどこの作品と繋がるのでより楽しめるかと思います。
KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XVが見れる動画配信サービス
以下はネタバレ等も含むので先にキングスグレイブ ファイナルファンタジー15が見れる動画配信サービスを紹介します。筆者が見たのはU-NEXTという動画配信サービスです。
U-NEXTでは毎月1,000円分のポイントが貰えるのでこのキングスグレイブ ファイナルファンタジー15もポイントを使って見ました。
月額料金は1,990円ですが、無料のポイントが付与されるので最新の映画やドラマを見る人におすすめな動画配信サービスです。U-NEXTに関しては⇒VODマニアによるU-NEXT超入門!で解説しています。
※記事執筆時だと2018年3月31日までU-NEXTでキングスグレイブ ファイナルファンタジー15が配信されています。詳細は公式サイトでご確認下さい。
他には記事執筆時だとAmazonビデオとdtvで配信されているのを確認しております。
あらすじ
魔法国家ルシスとニフルハイム帝国はあまりにも長い戦いの歴史を続けていた。そんな中、ルシス国王レギスは、王子ノクティスとニフルハイム支配下のテネブラエ王女ルーナとの結婚、そして首都インソムニア以外の領地の放棄という苦渋の決断を余儀なくされ…。(U-NEXTより)
これをパッと聞いてもFF15の世界観がよく分からない方だと全くピンと来ないと思うので、現在放送中の大河ドラマの真田丸に例えると、ニフルハイム帝国が徳川家だとしたらルシスが豊臣家のような感じです。
ニフルハイム帝国は科学力を背景に軍事力を強化して他国を攻め滅ぼしていて現在残っているのが魔法国家ルシスのみという状況。
戦国時代で言う所の豊臣が覇権を握って北条を攻めた時代か、徳川が覇権を握って豊臣を攻めた時代くらいの末期状態です。外交手段で他国と同盟を結んで信長包囲網を敷いたように打開するような策も取れずほぼ詰んでいる状況です。
それでも魔法国家ルシスは魔法の力で首都インソムニアには魔法障壁が張ってあり、ニフルハイム帝国でも中々手を出せない状況でした。真田丸的に言うと難攻不落の大阪城を有する豊臣家的な感じですね。
そこでニフルハイム帝国が魔法国家ルシスに停戦協定を持ちかけて来ました。停戦協定の条件として魔法国家ルシスの王子ノクティスとニフルハイム帝国の支配下にあるテネブラエという領土の王女ルーナの結婚、そして魔法国家ルシスの首都インソムニア以外の領地の放棄という2つの条件です。
結婚はいいとしても、首都以外の領地の放棄というのは非常に不利な条件のように思えますが、あまりにも長い戦争状態が続いて魔法国家ルシスの国王であるレギスも歳を取り王の力が弱っているという背景もあり、苦渋の決断を下すというのがあらすじになります。
FF15の体験版だとノクティス目線なので、ルーナとの結婚の為にノクティスが仲間達とルーナの元に向かうというストーリーで展開していき、体験版の終わりでは首都インソムニアがニフルハイム帝国の攻撃を受けたという知らせをノクティス王子が知ったという所で終わったのですが、その間に何が起きたのかというのがこのキングスグレイブ ファイナルファンタジー15を見ると分かります。
キングスグレイブ ファイナルファンタジー15を見た感想
凄い映像美
是非このトレーラーを見て頂きたいと思いますが、まずは一番最初に思った事は、「これCG?実写よりも綺麗じゃない?」という感想です。肌の質感とかが映像作品とは言え凄すぎてビビります。リアル系のファンタジーはやっぱりファイナルファンタジーが世界最高峰なんだなと実感させられます。
キングスグレイブ ファイナルファンタジー15はずっとこのクオリティで展開されていくのでこのハイクオリティCGを見るだけでも価値があると思います。
キャラ立ち
キャラクターも非常に分かりやすいと思います。状況に関してはあらすじで語ったような事は冒頭の3分位で解説(王女ルーナのナレーション)があるのでサクッと状況を整理しやすいですし、キャラクターが抱えている問題についても状況把握が非常にしやすいと思います。 王の剣と呼ばれる移民で集められた魔法国家ルシスの王直属部隊があるのですが、キングスグレイブ ファイナルファンタジー15での主人公はその王の剣の隊員のニックスです。
ニックスは戦争時にレギス国王に助けられた事に恩義を感じており、国の為に戦います。ニックスは戦闘能力が高く王家の魔力と親和性が高いという特徴のキャラクターです。キングスグレイブ ファイナルファンタジー15では王のレギスやこのキャラクターの目を通してノクティスが不在だった停戦協定の間に起こった事をユーザに事実を教えてくれる訳ですが、この王の剣というのも全員が全員移民かどうかは分かりませんが、大多数が移民で構成されているので停戦協定を王のレギスが受け入れた事による反発が非常に大きいです。
停戦協定の首都インソムニア以外の領地の放棄という事は故郷がニフルハイム帝国の支配下に置かれるという事を意味しており、ルシスに仕える意味はあるのか?となるのは分かります。
彼らのモチベーションは故郷を守るというモチベーションがほとんどだと思うのでその故郷を王のレギスが捨てたという事でレギスに対して怒りを覚えてネタバレしてしまうと王の剣が反乱を引き起こすのですが、そうなってしまうのも無理は無いかなと思います。
そしてレギスは何故そのような決断を下したかというのも映画を見れば理解出来ると思いますし、苦渋の決断ながら最善を模索した結果そうなってしまった悲劇という感じがします。
そして何より敵役であるニフルハイム帝国の圧倒的な悪役感がハンパ無いです。停戦協定をするとかいいつつ、ゲフンゲフンな状況とか良い意味で良い悪役です。
お手本の様な販促映画
良い映像作品に出会った時はおそらくほとんどの人がその余韻に浸ってしまうという経験があると思います。例えば筆者なら子供の頃に親にクレヨンしんちゃんの映画「ヘンダーランドの大冒険」に連れていってもらい、超面白くてその夜には夢にまで出て来てそれから一週間は毎日その事を考えていたりするほどの影響を与えました。
現在もこのキングスグレイブ ファイナルファンタジー15を見て1日経ちましたが、早くFF15をプレイしたい!という感情が全身を駆け巡ってみなぎっている状況です。
こうなったら消費者はゲームを頻繁にプレイする人なら確実にFF15は購入するでしょうが、あまりゲームをプレイしない人でも購入したくなってしまうといういい意味で魔法にかかります。
ゲームと映画というのはこれからも出てくるでしょうが、現時点でこれはその最高峰のお手本なような気がします。
もっともっとこの世界の一端を垣間見たい、もっと世界に没入したい、そんな気にさせてもらえる映画でした。まだ見ていない方は是非見る事をおすすめします。