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【海外ドラマ】クワンティコシーズン1を見た感想・ネタバレ
クワンティコのシーズン1を全話視聴しました。ノンストップ・クライムサスペンスで特に序盤が秀逸でした。疑問の連続で早く次が見たいと思わせる内容です。
クワンティコは現在と過去が交錯しながらストーリーが進行するのですが、爆破事件が起きてその容疑者として指名手配される主人公(アレックス・パリッシュ)が事件解決に奔走するというものです。
過去シーンではクワンティコにあるFBIアカデミーでアレックスが入学から卒業するまでを描かれるのですが、こちらが基本的には重点的に描かれます。
現在でアレックスを犯人に仕立て上げた人物が過去回で登場してくるので登場人物全員が怪しいのです。演出的にそうなるようになっているのでかなり見入ってしまいます。
登場人物
- アレックス・パリッシュ(主人公)
- ライアン・ブース(FBI捜査官)
- サイモン・アッシャー(途中で退学)
- シェルビー・ワイアット(9.11で両親を亡くした)
- ケイレブ・ハース(父親がFBI、母親が上院議員)
- ナタリー・ヴァスケス(元刑事)
- ニマ・アミン(レイナと双子)
- レイナ・アミン(ニマと双子)
- リアム・オコナー(アカデミーの教官)
ネタバレ
秘密だらけのFBI候補生
アレックスは父親が元FBIの捜査官でしたが、夫婦喧嘩を目撃してしまいアレックスが父親を射殺してしまうというトラウマをもっています。
ライアンはアFBI候補生として入学しましたが、実は潜入捜査官でアレックスを監視していました。その命令はリアムから指示されたものです。
サイモンはゲイだとカミングアウトしていましたが、それは嘘でイスラエル国防軍の兵士だった過去を持っています。
シェルビーは9.11で両親を亡くしたのですが、姉がいて500万ドルもの大金を送金していました。家業を立て直してお金持ちです。
ケイレブは若い時にカルトに傾倒していた過去を持っていたのですが、父親が救出した過去があります。
ナタリーは子供がいて父親と親権を争っています。
ニマとレイナは双子ですが、序盤はその存在を隠して訓練を受けています。ミランダ(クワンティコのトップ)の作戦でテロ等のミッションで活躍する為です。
と、序盤の秘密を並べただけですが山ほど秘密を持っています。
アレックスが爆破事件の容疑者になる(1~12話)
目覚めた時には爆破現場だったアレックスはFBIから疑われます。そして決定的だったのはアレックスの自宅から証拠が見つかった事です。アレックスは身の潔白を訴えますが、信用される訳も無く逃走し真犯人を見つける事にします。
最初に頼ったのはサイモン・アッシャーです。サイモンは途中でアカデミーを退学したのですが、その理由はライアンと口論になり押し倒したという理由です。
アレックスの自宅横の部屋に犯人が使ったと思われる部屋があり、そこで手がかりを見つけてサイモンに詳細を調べてもらう事にしたのですが、その中でアレックスの指にはアカデミーの訓練時に付いた傷があったのに指紋には付いてい事からアカデミー入学時から仕組まれていた事が分かります。
その後現場にあったワイヤーを調べるとシェルビーの経営している会社が関与している事が判明しシェルビーを調べたのですが、話しても真相が見えないのでそのまま人質にしてしまいます。
FBIに追われるアレックスに射殺命令が出て、ハッカー集団に無実を訴え1200万人の視聴者にアレックスの弁明を届けます。これにより民意を変えます。
その後イライアスという元弁護士のアカデミー時代の研修生が黒幕に脅されてアレックスを犯人に仕立て上げる為に色々やったと白状します。
イライアスに拉致されたサイモンは爆弾のスイッチを手に巻かれて椅子に拘束されますが、爆弾の場所はホテルの下にあるボイラー室にあると考えて発見します。
その後イライアスは窓から飛び降りて自殺し、ボイラー室の爆弾を解除してサイモンがスイッチから手を離すとFBIの指令センターが爆発します。
新たな脅威(13~22話)
事件の黒幕はイライアスという事で事件が決着していてアレックスだけが真犯人が別にいると主張し、戦っていましたが疲弊し折れてしまいます。
そして真犯人から電話が来て向かうとナタリーがやって来て爆弾が巻かれていました。真犯人に操られている振りをして真犯人をナタリーと追うとPCが置いてありそれが爆発してナタリーは死にます。
あまりの恐怖にアレックスはパニックを起こしますが、真犯人が更に脅しをかけてアレックスは従う事に。
アレックスはサイモンにコンタクトを取り、事件解決の為に協力を要請しますが、サイモンは自分が指令センターを爆破してしまった罪悪感でボロボロでした。
それでもアレックスと協力し真犯人を見つける為に奮起します。そして犯人からCIAに捕らわれているアカデミー時代の同期のウィルを誘拐しろと指令が来てCIAから奪います。
犯人に引き渡す際にサイモンも一緒に行ってしまいます。その車の運転手をしていたのがシェルビーでした。シェルビーも真犯人に脅されていてアレックスに協力します。
その後、ウィルは開放されますが核爆弾を犯人に要求されて作ってしまったと言います。ラストでは核爆弾の在り処を巡って犯人と攻防を繰り広げます。
最終的に真犯人は誰だったのかというと、リアムでした。リアムは過去の事件等でアレックスの父親とも一緒に潜入捜査をした事があったりとアレックスに非常に近しい人物でしたが、FBIを改革しようと今回のテロ事件を起こしたようです。
核爆弾を見つけた時には時既に遅しだったのですが、サイモンが1人で核爆弾を持ち出し車で川に突っ込み水中に沈めます。
そしてアレックスはFBIを辞めてジョギングしているとCIAからの誘いがあるというラストになります。
感想:序盤は最高だけど後半に若干ダレる
クワンティコは最初は何が何だかよく分からないという感じですが、個人的にはそれが最高に面白かったです。ただ、後半になってくると全ての人物が分かってくるので新鮮味はかなり薄れた感があります。
クワンティコは現在と過去を繰り返すストーリ展開ですが、A軸が現在でB軸が過去だとしたら本来は一本道でB軸の延長線上にA軸があるのが普通ですが、完全に乖離した状況で物語が始まります。
当然視聴者は何が起きているのか全く分からず、登場人物達もどんな人物なのか全く分からない状況でスタートするのでA軸とB軸が乖離していればしているほど謎が多くて面白いと個人的には感じましたね。
12話で一旦物語は終着し、13話以降は真犯人探しが始まるのですが、12話までがダントツで面白く13話は真犯人が誰なのかというのを予想する楽しみはありつつも失速気味ではあったと思います。
それでも「テロ」「学園物」「サスペンス」「極限状態」あたりのワードでピンと来る方にはハマれると思います。正直かなり面白かったです。